店長日記

5月、6月の紫外線に注意

夏、つまり“7月、8月の時期はシミの大敵”
この考えには意外な落とし穴がります。
肌にもっとも危険な月は、むしろ5月、6月なのです。



日焼けが紫外線によるものであることはすでにご存じでしょう。
つまり、もっとも肌が焼ける季節とは、紫外線の量がいちばん多いとき
ということになり、真夏のもっとも暑い時期になります。
ちなみに一日のうちでもっとも紫外線が強くなるのは10時~14時にかけてです。

6月よりは8月の方が暑い。
しかし暑さと紫外線の量は必ずしもイコールではないのです。

たとえば地中海地方の夏はカラっとしていて、さほど暑さは感じません。
ところが紫外線はとても強いです。
「暑い」という感覚には湿度が大きく影響していて
暑いからといって必ずしも紫外線の量が多いとは限らないのです。


無添加でできた日医製薬の商品を見てみる >>>


下の図は気象庁が公開しているUVインデックスという
紅斑紫外線量を指標化したグラフです。





たしかに、このグラフでは真夏の7月下旬から8月にかけてが最も高い数値を示しています。

しかし紫外線にはUV-AとUV-Bがあり(近年ではUV-Cも危惧されている)、
UV-Bの人体に与える影響はUV-Aより圧倒的に強く、
有害性はUV-Aの600~1000倍近いといわれています。


そのUV-B量のデータは以下になります(気象庁データ)。




この表ではUV-Bは4月頃から強くなりはじめ、6月には急上昇して真夏の8月と同程度、
残暑がまだ残る9月よりもはるかに多いのです。

「でも6月は梅雨どきでしょ?」と思われる方がいるかも知れません。
ところが、雲を通して肌に達する紫外線の量というものは相当なものなのです。

梅雨シーズンに晴れ間があらわれると、
これまでのじっとりした天気から解放されたくて外出したくなりませんか?
衣替えも過ぎ、すでに薄着になっていますから、
もっとも日焼けしやすく危険な時期といってもいいでしょう。


普段から肌のお手入れに気をつけている人でも、
5月、6月の危険性は案外知らずに疎かにしがちです。
春から初夏に向かう季節で気候的にも過ごしやすく、
テニスやゴルフ、ハイキングなどに出かけて
肌に思わぬダメージを受けることにもなりかねません。


無添加でできた日医製薬の商品を見てみる >>>


紫外線はお肌の大敵

人間の身体には、外敵から身を守る作用がいくつも備わっており、
皮膚にあるメラニン色素もその一つです。

皮膚にとって紫外線は、ビタミンDの合成というメリットがある反面、
皮膚そのものを傷つけてしまうというデメリットもあります。
メラニン色素はそのデメリットをカバーする役目を担っています。


皮膚が日光を浴びたとき、メラニン色素はその表面を被い、
紫外線が皮膚の奥深くまで侵入するのを防いでいるのです。
このとき皮膚は黒くなり、“日焼け”の状態になります。

日焼けも若いうちならばそれほど害にはなりません。
皮膚の新陳代謝が活発で、1ヶ月ぐらいで回復してしまうからです。
ところが、二十歳を過ぎるとそうはいきません。

回復力が落ちているうえ、肌の老化そのものも始まっているため、
炎症を起こした部分がそのままシミとして残ってしまうからです。






色白の人ほどシミができやすい

肌の色が黒いということは多くのメラニン色素が皮膚の表面を被っています。
その反対に色が白いということは、メラニン色素が少ないということになります。
肌の黒い人と白い人が同じ量の紫外線を浴びたらどうなるでしょうか。


色の黒い人は、メラニン色素がバリヤーとなって、紫外線が表皮の下にある
真皮に達する量を少なくすることができます。
それだけシミができにくいのです。黒人にシミがないのもこの理由からなのです。

一方、色の白い人はメラニン色素が少ないので、紫外線のほとんどが真皮まで達し、
後天的なメラニン色素を作ることになるので、シミができる危険性が高いことになります。
それに、色白の人は小さなシミやソバカスでも増殖しやすく、
色が白い分だけ目立つので、色が黒い人よりも何倍も肌に気をつける必要があります。

真皮層に落ち込んでしまった色素は、ターンオーバーされずにそのまま残ってしまいます。
タトゥーが肌の一番下の真皮層に色素を入れて色を定着させるのと同じ原理です。


真夏ほど暑さを感じなくても強い紫外線は降りそそいでいます。
日焼け止めや帽子、日傘、サングラスなどで紫外線ケアを怠らないようにして
シミを作ってしまわないように注意しましょう。


無添加でできた日医製薬の商品を見てみる >>>

ページトップへ