店長日記

未知なる超能力、微生物の力

発酵は微生物たちの生命活動によって起こります
有機物を分解、特定の物質を生成するなど未知なる力に溢れています。



例えば初冬に山に行くと、葉っぱがたくさん落ちています。
土の中にいる微生物は、この落ちてきた枯れ葉をきれいに発酵して山の土を作ります。発酵された土にはとても栄養があり、植物や田畑の稲、野菜なども健やかに育ちます。

しかしながら微生物の中には悪い微生物もいます。
O-157の病原性大腸菌やコレラ菌のように病気を引き起こしたり、人を死に至らせる怖い菌も存在します。食べ物を腐らせてしまう腐敗菌もその一つです。

良い微生物は、人間のために有益なこと=発酵をしてくれる「小さな巨人たち」です。米や麦、ぶどうを発酵させたお酒・ワインなどの飲料品、納豆・ヨーグルト・チーズ・キムチなどの発酵食品も作ってくれます。

発酵微生物は、他にも私たち人間に多くの有益なことをもたらしてくれます。

〇環境
魚の臓物やうろこ、骨、畜産廃棄物の生ごみも微生物は発酵させてきれいにし、土(堆肥)にしてくれます。悪臭の元を食べてくれる微生物もいれば、川をきれいにする微生物もいます。

〇健康
世界初の抗生物質ペニシリンや結核菌の特効薬ストレプトマイシンの例にみられるように、微生物が微量で大きな薬理効果を持つ酵素を産み出すことが発見され、医療の面でも活用されています。

〇食糧
発酵食品やお酒など、発酵することで栄養価、旨味、保存性などが向上します。例えば、大豆を発酵させてできる納豆も、納豆菌という微生物が大豆の成分を分解してアミノ酸やビタミン、ナットウキナーゼといった新たな栄養素を作り出し、栄養価の高い食材に変えてくれます。

〇エネルギー
微生物による発酵で生ごみが油田に生まれ変わる、という研究が行われています。芋を原料にしてアルコール発酵させ、そのアルコールで自動車が走るようにもなっています。


〇女性のもっとも気になる美容問題
全ての女性はより美しくなりたいと願っています。特に素肌美を求めています。ところが現実には素肌美を壊すものばかり。化粧品の化学物質や防腐剤、紫外線によるシミの発生、ストレスによるシミ・シワ・お肌の老化です。それらを隠すためにまた化け粧う…
ではどうすれば?というときの救世主-発酵微生物の力です。

米ぬかが美容的に優れていることは古くから言い伝えられています。 米ぬかはもともと日本独特の食品で、これを利用した「ぬか袋」を石鹸代わりにも使われてきました。1980年頃から“ぬかパック”がフランスの女性にも広まり、見違えるほど美しい肌に変化していったそうです。

なぜ米ぬかが肌を美しくするのでしょうか。それは米ぬかの脂肪分が肌の汚れをきれいに落とし、米ぬか脂中のオリザノールが紫外線を吸収し、皮膚を保護してくれます。また豊富に含まれるビタミンやミネラルなどの成分が皮膚の新陳代謝機能を高めると言われています。

しかし、ただの米ぬかと発酵した米ぬかとの美容効果には顕著な差が存在します。
その理由は大きく2つあると考えます。

一つ目は有効作用の違いです。
発酵米ぬか1g中の微生物が発酵するとき、次から次に増殖し、10億を超える数に達します。この膨大な数の発酵微生物が様々な酵素や成分を産み出すのです。そこには20種類のアミノ酸や酵素類、ムコ多糖類など美容に有効な物質が多く含まれ、新陳代謝を促進、古い角質を分解するなど美肌に嬉しい力を高めてくれます。弊社でも発酵前後の米ぬかを調べたところ、美肌力(メラニン産生抑制)が20%UPが、アンチエイジング力(抗酸化作用SOD消去活性)が19倍と発酵米ぬかに顕著な有意差が認められました。

二つ目は分子量の違いです。
米ぬかは分子量約25~50万ダルトンの高分子と言われ、皮膚に塗っても経皮吸収などされません。したがって米ぬかに含まれる油分によって肌にツルツル感をもたらすなど、その効果は肌表面に限定されます。ところが米ぬかを発酵すると87%が3000ダルトン以下の分子量になり、内37%が低分子の500ダルトン以下になります(当社調べ)。発酵した米ぬかは極めて小さい分子量であるため、皮膚に塗ることで表皮細胞に直接働きかけて新陳代謝を活性化させるなどの効果がより期待されます。

当社では、1992年よりこの発酵米ぬかの美肌力に着目し研究開発を重ねた結果、この発酵米ぬかを化粧品原料とした化粧品を開発致しました。30~50代の女性モニターにも当製品を使用いただき、その評価結果を示した実績成績証明書が認められ特許も取得しております。

この微生物の未知なる力に溢れた発酵米ぬか化粧品を、皆さまの素肌美を保つ一助としてご活用いただけますれば幸いです。

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